今、日本は食生活の多様化やグローバル化の進展により社会が大きく変容し、食生活
のみならず、食文化や国柄までもが流動しつつあります。反面、我々の誇るべき日本文化
や食文化が評価され世界的に浸透しつつある事も事実です。
日本には1500もの酒蔵が存在し、それぞれの蔵では個性ある酒造りが行われています。
それほど多数の蔵元が存在する理由は、元来酒造りは農業発展型の地域産業であり、
その地元と密接に結びつき発展することから発祥し、今に継続しているからに他なりません。
我々中村酒造は志として、時代の波に合わせることの重要さも認識しつつ、その時代の
流れに抗っても、我々の生業の原点に立ち返って、ひたすら日本の食文化と農業を想い、
具現化する日本酒造りを求めることといたしました。
その名も中村酒造の創始に志を求め、初代中村屋仙助の屋号「中村屋」の名前を冠し
お客様にご案内させていただきます。
日本酒の味わいは「旨み」「香り」「後味」によって織りなされます。そして、そのバランス がそのお酒の味わいの命です。
「金澤 中村屋」は創業文政年間の歴史と経験に裏打ちされた蔵元の技術の粋をつぎ込み この酒の味を極めました。
1.中村酒造のつくる「中村屋」は美味しいお酒造りを極めることを目指します
・飲み飽きしない最高のお酒
→米の旨みと上品な香りを楽しみつつ、
キレがあり飲み飽きしない酒質を目指します。
・食中酒として合わせられる最高のお酒
→上品な旨みと香りが食事を邪魔しません。
また適度な酸度でキレが続きます。
2.中村酒造のつくる「中村屋」は地元(石川県)の気候・風土で健全に育成された原料のみを使用した真の地酒を目指して醸造します。
・「中村屋」は純米酒ブランド
→地元産酒造米のみを使用します。
また契約栽培酒造米も順次増やしてゆく予定です。
・金沢酵母にこだわった酒造り
→金沢国税局で開発された14号酵母を基本に醸造し、
上品な味わいに仕上げます。
3.中村酒造は日本でも希少な有機醸造認証蔵です。
この蔵で製造される「中村屋」は高いレベルで品質管理と衛生管理を実現した安心・安全の製品として市場に出荷します。